一般人にも真性ヲタクにもなれなかった人のブログ

中途半端な人間の気持ちが、わかるってのか…!!

安藤美姫・フェルナンデス出演のしゃべくりで、誰も言及してないこと

こんにちは、アキノです。

先日、安藤美姫さんとハビエル・フェルナンデス選手が出演されてた「しゃべくり009」を見ましたが、炎上ばかりで誰も言及していないなぁということがあったので、一言だけ。

スケーターに対する神聖性

まぁ、ハビエルに失礼とかは正直どうでもいいんですけど。ふっつーにバラエティとしておもしろかったですし。スケートファンは結構、スケートに神聖性を求めがちですけど、あくまでもバラエティ出演ですからね。

報道番組やスポーツ番組でこれだと、もちろんアウトですよ。ただオファーを「する側」と「受ける側」がいてこそ、実現しているわけですから。単純にハビエルがかわいそうとか違うんじゃないかな。仕事ですよ、彼も。ビジネス。

ちなみに、それで言うとフジテレビのトゥクタミシェワ選手出演の報道番組の方がひどかったですよ。報道番組として呼んでいるわけなんだから、質問するなら最低限は把握すべきですし、スケート関係者を呼んでおくべきだったかと。

また、日本のメディアとして浅田真央選手について聞きたいのはわかるけど、フィギュアスケートファンとしては、「恥ずかしいからやめてくれ」です。でもこれも仕事だから…になるのかな。

私、スケヲタとしていちばん嫌いなのが「5回転!」とか言い出す人…。自国の選手を引き合いに出すのは、それと同じくらい恥ずかしい。

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安藤美姫さんが嫌いな人のこと

私は正直、どっちでもいい人です。好きでも、嫌いでもない。安藤美姫さんという素晴らしいスケートをする、世界チャンピオンに2度輝いた選手がいて、感動した瞬間は嘘ではありません。

けど、私は安藤美姫さんアンチには2種類いると思ってて、とにかく目立つ人を叩くのが好きな人と、「フィギュアスケートが汚された」って思っている人かなと。

前者はまぁ、正直誰でもいいんですよね。スケート云々とかどうでもよくて、何かしら理由をひっぱりだしてきて叩く。さも、それが世の総意や常識に見える理由だから、正義としてふりかざしやすい。子供がかわいそうとかさ。

あの、森三中の大島さんみたいなことです。子供産めない人がかわいそうって叩いている人は、みんな子供産めない・ハードル高いなどと言われた人なの?っていう。しかも「かわいそう」ってまた、上から目線前提ですよね。

本当の正義なんて、ぶっちゃけどこにもないんですが。みんながみんなの正義で生きてるんですよ。だから、対立も起こる。ヒーローものだって、悪役にも正義があって、それを貫いてるでしょ。こればっかりは仕方ありません。

ただ、そのうち次の対象の方が現れたら、熱はそちらへ移動していくでしょう。

後者はおそらくリアルに「嫌い」なのかな。すっごい潔癖なんでしょうね。でも、それも自分の中の正義ですからね。ほかの選手が一緒にされたくないって怒ってる人も、その「ほかの選手」のなんなんだよアンタって感じですし。何様だよっていう。

「ほかの選手」を、自分の正義をふりかざす理由にしているわけです。むしろ「ほかの選手」に失礼なんじゃないですかね。


で、本題。

一言のつもりがめっちゃ長くなってしまいましたが(苦笑)。私はこの番組を見て、素直に感心したのが、安藤美姫さんの通訳の力なんです。

英語がしゃべれるのと、瞬時に日本語に出来る能力って別。それって鍛えて身に付いたり出来るようになるものだから、試験があったり、職業として成立しているものなんです。よく勘違いされるんですが、「英語出来る=通訳出来る」ではない。

彼女は特にためらうこともなく、スピーディーにこなしていましたし、これまで通訳の能力を鍛える必要もなかったでしょうから、きっと頭の回転がもともと良い方なんだろうなぁと思って見ていました。

いくらハビエルの英語が母語ではないと言っても。

英語をしゃべる方でも、日本人スケーターの中で英語に躊躇がないのは、安藤美姫さんと本田武史さんくらいだと思います。(私がきいたことある中で)

安藤さんが英語でインタビューを受けている中、ほかの選手は日本語で答えることはザラ。(モロゾフコーチが英語で答えなさいと指導されていたようですが)

また、中にはよくそれで生きてたな…という英語圏でトレーニングしていた選手たちもいます。つまり、相当コミュ力高いんだと思うので、それもそれで尊敬しますが。

高橋大輔さんが語学を学ぶことも含めて留学されたのは、そこに対する苦手意識が高かったんだろうなぁと勝手に感じました。ワールドワイドなスポーツで、海外のスケーター同士の交流があるから、自然に英語が学べるわけではないんですよね。

これは本人の意識と努力でしょう。安藤さんも彼氏が外国人だからとか言われちゃうかもしれないけど(苦笑)、TOEICのインタビューで勉強するためにやったことや努力をしたことについてお話されています。ちゃんと意識をもって、取り組んでらしたんです。

square.toeic.or.jp


日本人はどうしてもひとつのことを極めるのが偉いと考えられがちで、複数のことをやって片方に偏ると、それもまた非難の対象になってしまいがち…。

彼女の振る舞いは、もはや「外国人」。日本の風土に合わないのかな。


安藤美姫を生きてください

もう彼女を見ていると、そういう運命なのかなって思います、なんか。子供がいて、かっこよくて実力のある彼氏がいて、セクシーなプロポーションと才能を持ってる。まぁ、やっかみの対象になりますよ。

言動がどっかひっかかるのだって、正直なんかわかります。おいおい、暴走するなよーって時もあるし。日本のメディアに出ながら、日本のメディアを敵視しているし…。

でも、そんな彼女に自分を変えろなんて思いません。自分を生きることしか、出来ないんですから。無理して、人に合わせて生きなくていい。人に合わせるほうが、自分を生きないよりも、実はずーっとしんどいし。でも、人に合わせるのは多数派だから、社会で生きる分には楽でもあるんです。

人に合わせて生きている人は、きっとイライラするだろうけど、それもまぁ仕方ない。そういう役目を持って生まれてこられた方なんでしょうと、身も蓋もないことを言っておきます。
 

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