ジャニヲタが結婚相談所に登録した話
お久しぶりです、アキノです。
ずいぶんほったらかしにしているこのブログにまたログインしたのは、
「こんな客観的に見ておもしろいことになってるのに、何も記憶に残さないのはもったいなくね?」
…と自分自身でも笑けてくるような出来事が起こったからです。
そう。私、結婚相談所に登録したんですよ。
ちなみに登録したのは、ここ。楽天オーネットです。
私の結婚観とこれまでの事情
いやはや、ついにお世話になることになってしまいました。もちろん、このままじゃやばいとは思っていましたよ。もう30すぎて○年(言わない)になるっていうのに、何の兆しもないし。彼氏がいたのなんて、もう4年も前の話。
「結婚考えた人とかいるでしょ?」と言われますけど、そんなこと今まで一切ありません。そもそも私は長続きもしなければ、人を好きになることも滅多とないので母数自体も少なく。ずっと結婚に対してリアリティのないまま、過ごしてきました。
世のジャニヲタさんたちは、一度は言われたことありませんでしょうか?
「美少年が好きなんでしょ?理想が高すぎるんだよー!」
「○○くんと結婚するんだもんねw」
「○○くんとは付き合えないよー?」
(閉口)
それに対しては「あの綺麗なお顔を一般社会に落とし込むなぞ、無礼者!」と満面の笑みで往復ビンタきめたいところでしたが、ぐっとその手を押さえ込んできました。
しかし、もう人生の2/3を超えたジャニヲタライフを思うと、楽しすぎて普通の生活と向き合ってこなかったという部分はあるかもしれません。つらいことがあったって、こちら側に浸かれば、楽しいことだらけだから。
例えジャニヲタライフの中でつらいことがあったとしても、それもまた幸せのスパイスでしかありません。
私、大人になったらそのまま自然に結婚するもんだと思ってました。普通の人は出来るんだなって。
…私、普通じゃなかったかしら???
まぁ、それはおいといて。結婚願望はあるかないか聞かれて、「ないわけじゃないよ」くらいにしか答えてこなかった私が、こんな手段に踏み込んだキッカケというのがあります。
ある日、相方が結婚した
この問題に向き合ってるジャニヲタさんっていないのかな?私、結構戸惑ったんですけども…。
ジャニヲタというのは、忘れがち?ですが女社会です。若い頃は私も横の繋がりというのが、多い方でした。戦略を練ってチケットを取り合い、会場前でたむろし、きゃーきゃー言いながらうちわを持って写真撮影し、主催するオフ会では何十人という人が集まる…。
それが自分のアイデンティティらしきものになっていたのですが、やはり女同士ですから色々起きます。それに疲れきってしまいました。
『もう自分の嗜好とあって、ずっと仲良くしてくれるヲタク友達が、たった一人だけいればいい。』
そんな時に出会ったのが、7~8年のお付き合いになる友人です。
それ以降はずっと2人でコンサート参戦し、地方も遠征してまわりました。趣味も合うので、観光も楽しい。長い付き合いなので、遠慮もいらないし。チケットもなんかしらんけど2人で上手いこと取れる。←
ただKinKiは年末年始という節目に必ずライブがあるので、毎年これは永遠ではないよねという風には思っていたかもしれません。
そんなある日、友人から結婚することになったという報告を受けることとなります。
長い恋愛を実らせての結婚ではないので、本当に予告から短いスパンでした。ひどい話なんですけど、おめでとうとか色々吹っ飛ばして思ってしまったのが。
『私たちの年末年始はどうなるの!?』でした…(ひでえ)。
あの幸せっていうのは、推しと過ごせる幸せだけじゃなく…。それを共有出来る友人がいてこそなんですよね。あくまでも私にとって、なのですが。
結果、友人は専業主婦になったことにより、むしろ曜日関わらず自由に動けるようになったというのがオチだったんですけど…。また、ジャニヲタとして戦略的な婚活をしていた友人の勝利だとも思います。主婦業もがんばってたから許してもらえてたんでしょうしね。
ただ、自分にとっていちばん身近な存在である友人が結婚したというのは、少なからず衝撃でした。私の立場は変わらないけど、彼女の立場は変わる…。自分は変わらなくても、周りの変化によって変わらざるをえない部分ってあるんだなと思いました。
それに、いつか彼女も今と同じように年末年始過ごせることはなくなるでしょう。一番は自分の家族ですから。その時に私が一人っていうのは、とてもさびしすぎて耐えられない…という勝手な孤独もありました。
「せめて彼女が今ほど行けなくなったとしても、たまに付き合ってくれるような旦那さんがいたら、ちょっとは寂しくなくなるのに。」
今でこそたくさんある恋愛アプリに手を出したのは、ちょうどその頃です。
ある日、相方が妊娠した
その日は、自分の予想よりも遥かに早くやってきてしまいました。ひどい話なんですけど、おめでとうとか色々吹っ飛ばして思ってしまったのが。
『仕事早すぎだろ旦那このやろーーーー』でした…(ひでえ)。
つまり、私の孤独対策がまったく間に合ってなかったのです(ほんとひでえ)。
子供が出来れば、ますます家族が一番になるのは間違いありません。本人が行きたいからって、物理的に無理な状況というのは続くでしょう。予定はいくつか決まっていたので、カウントダウンがはじまるのがとても切なくて仕方なかったです。
恋愛アプリに手を出してからというものの、ポツポツと男性と会ったりはしていました。ある程度の条件で男性をデータで絞って、実際に会ってみては「また会いたい感じじゃない…」の繰り返し。
もうこの年になると条件やらしたたかになるし、頭も働いてしまうので、もうどうやって人を好きになっていたのかわからないもの。
それに私は彼氏ではなく、「家族」が欲しかったのです。あくまでも「結婚」がしたかった。お付き合いとか色々吹っ飛ばして結果が欲しかった。人になんて言われようと。
30を超えてこの先を真剣に考えると、彼氏なんていう一時しのぎではいけないって思いました。老後の孤独死だって避けたい。推しは順番的には先にいなくなる。だからこの先を一緒に生きていける「家族」。
恋愛アプリはほぼほぼ無料です。特に女性は。男性もさほどの覚悟で使っていません。
これはもう真剣に、婚活市場に出て行くしかないんだ。結婚を目的にしている男性がいるところに行かなくちゃいけないんだ。私も覚悟を決めていかなきゃいけないんだ。きちんとお金を払うところには、覚悟がある人が集まるんだ。
…そう思ったんですけど、いかんせん私にはお金がありませんでした。
父、娘の身を案じる(ガチで)
最初に申し上げておきますが、私の父はこと金銭に関しては厳しいです。
お小遣い値上げ交渉はクラスメイトのお小遣いを集計し、その平均値が今の金額よりも低ければ上げる…という、極めて人見知りだった小学生の私にはシビアな方法で行われ…。社会人になってからは、1円単位で生活費を家族で割るということも行われておりました…。
まだまだエピソードはあるんですけど、それはおいといて。
私にはとにかくお金がありませんでした。原因はふわふわと個人事業をしていた時のツケです。やっと非正規雇用社員をしながら、普通のジャニヲタが出来るところくらいまでは復活しましたが。
貯金もできませんし、そんなもんあれば推しに使ってる。…そんな人生を送ってきたのです。(推しに投資している自分に酔えるレベルではなく)
もちろん事業が失敗した時も、父は容赦ありませんでした(父も個人事業主なんで)。
そんな父は娘の結婚をとても案じており…。
ある日。
「結婚相談所に申し込んで振込用紙持ってきなさい」と言いだしたのです(マジか)。
子供の頃から金銭に関してシビアなのはわかっていたので、いかんせん小学校から大学まで公立で塾にも行かず、お金を払わせないように払わせないようにやってきたつもりだったのですが…。
甘えました(どーん)。
そんなこんなでオーネットに入会した私なのですが、初めて本格的な婚活市場というものに飛び込んでみたところ、これまた世界が新しいものばかりで大変おもしろく!
今回は長くなってしまったので、また懲りなければアップしたいと思っています。
とにかく私は「好きなもの」のない人生なんて考えられません。ジャニヲタとして幸せな結婚とは何か?を考えながら、どう転んでも(いろんな意味で)楽しんで婚活してみようと思います。
父のためにも、なんとか早く決めたいところです…(ぼそっ)。