一般人にも真性ヲタクにもなれなかった人のブログ

中途半端な人間の気持ちが、わかるってのか…!!

堂本光一さんをどの物差しで測るのか~祝・SHOCK2015千秋楽~

こんにちは、アキノです。

先日、2015年のSHOCKが千秋楽を迎えましたので、光一さん入りのKinKiヲタとして、思うところを残しておきます。(ちなみにSHOCKは初演の2000年から、毎年欠かさず観劇しています。)

事故のことは切っても切り離せない

3月19日に舞台上で起きた事故により、「SHOCK」という作品は普段取り上げられないようなメディア(報道番組など)に露出し、ファンではない一般の方にも注目されることとなってしまいました。

事故が起きた公演、及び同日の夜公演は中止となりましたが、翌日には再開。その際にも多くのカメラが劇場に入りましたし、千秋楽においても「いつもと報道の目的が違うカメラ」が入っていたのだと思います。

何にしろ、厳戒態勢だったのは間違いありません。

座長はどこまで周りが見えていたのか

事故後、光一座長は「(この事故を)肯定してはいけない」「美談にしてはいけない」と繰り返し主張しています。「(自分が)批判を受ける覚悟で幕を開けた」と言う一方で、そこも見えていたのかということが、改めて驚きでした。

私は事故の翌日にこのような記事を書きました。

akinomiyako.hatenablog.com

 その中で、ファンが自己陶酔する危険性についても触れたのですが。光一さんには、いかんせん彼を「悲劇のヒーロー」にしたがるファンが、いらっしゃいます。

羽生結弦選手のことについて書いた時も、似たようなことを言ったんですけど。

akinomiyako.hatenablog.com

これの『羽生選手をかわいそうな人にするのは失礼だ』のところ。

光一さんもかなりストイックな方で、もちろんスターとしての気質に溢れている方ですが、完全に努力の人でしょう。それがどうやら器用で自由な剛さんと対比した上で、「光一さんが犠牲になっている」と考える方が一部いらっしゃり、KinKiヲタ界隈はちょっとややこしいのです。

そういう方々を含めずとも、ご自身のファンは自分を「かわいそう!」「こんな辛い状況から、光ちゃんはすごい!」「試練を乗り越えて、感動した!」と賞賛することを、予測していたんでしょうね。

更に言うと、誰が教えたのかはわかりませんが、番組で報道された中で過去に共演された方や、先輩・後輩が配慮のある発言をしてくれたことも把握していたことが、自身の連載に記載されていました。

守るための判断

また結果としてですが、翌日にすぐ再開に踏み切ったことも、これから長いスパンでのSHOCK継続に繋がる、本質的な判断だった思うのです。

感情面で配慮して、自粛することは出来ます。しかし、「本質」はそこにはないのです。事故が起きた原因(LEDパネル)さえ取り除けば、あとは少なくとも同様の事故が起こることはありません。

あのまますべての公演を自粛していたら、きっと再開のタイミングを完全に失っていたと思います。次があるのかないのかわからないまま、関係者だけではなく、ファンもマイナスな気持ちを引きずり続けることになっていたかと。最悪の場合は、あのままフェイドアウトです。

本質の人間

先日、タッキーこと滝沢秀明さんのMYOJO掲載のインタビュー記事にて、おもしろい話題がありました。

おそらくKinKi KidsもジャニーズJr.も全盛期を迎えているころでしょう。当時、KinKi対Jr.という構図が出来ていたそうです。この記事を読むと、もう光一対Jr.ですね。

若い時、Jr.の中で「光ちゃん」と呼んでいましたという暴露もありましたが、まぁこれを知るとなんとも苦いしガチですねw更に、光一さん本人もおっしゃるように、非常にとがっていた時代だと思います。

当時KinKiのコンサートの主な演出を担当していたのは、10代の光一さんでした。Jr.たちがせっかくダンスを覚えても、すぐ変更したり、その演出自体をなくしてしまったりということが続き、Jr.たちからは不満が噴出していたそう。

実はこれも、SHOCKの中のストーリーと重なるものがあります。光一さん演じる主人公は、良いものを作るために変更を繰り返し、周りが付いてこれなくなって、不満が大きな事故を呼ぶという流れです。

ただ、現実の光一さんは不穏な空気を感じ取り、Jr.を呼んで思っていることを全部言わせた上で、テレビに映る際はJr.が多く映るように計算して、演出をしてくれるようになったとか。

すべて、本質しか見えていないんですよね。

良いものを作ることを追求する。一緒にパフォーマンスをする人間と穏やかではない関係であれば、その原因を探り解決する。そして、また彼らとより良いものを作る。

いたってシンプルなのです。10代の時から、芯は何も変わっていなかった。

私は今回のことを含め一ファンとして、光一さんの感情にぶらされない多角的で客観的な視点、及び本質を捉える力が、もはや人間として相当な高みにあることに、震えました。

だから同じ妄想にしたって、「悲劇のヒーロー」なんてちゃっちいものにして、ただのかわいそうで健気な存在にするなんて、個人的には相当冒涜だと思っています。人間のレベルが違うんじゃ。

 

9月大阪・10月博多公演

地方公演は例年通り、屋良さんのかわりに内くん。以前まで4人で出演していた、ふぉ~ゆ~。次は福田・越岡のかわりに、辰巳・松崎が出演します。ここの入れ替わりで立ち位置がどうなるかも、非常に楽しみです。他のJr.たちもかなり育ったので、同じメンバーになるかも気になるところ。

福岡の博多座は、個人的にはとても好きな劇場です。博多座が多めに取れることを祈りつつ、大阪は地元なので、ファンではない友人にも見てもらえるよう頑張りつつ。

とにかくひとまず、カンパニーの皆様、お疲れ様でした!!

国別対抗にまつわる、下世話なトピック

こんにちは、アキノです。

本日は『Endless SHOCK』千秋楽でした。本当にお疲れ様でした。今回は事故云々もありましたので、いろいろ思うところがあります。今日このことを書こうとは思ったのですが、明日のWS放送もありますので、まずはそちらを待つことにします。

国別対抗、羽生選手が出場

おっと、これはビックリ!!このお祭りイベントに、まさかガチのメンバーを送り込んでくるとは、思いませんでしたよ。どうした羽生さん!!

理由としては…
・テレビ局からの要望
・スポンサーからの要望(羽生選手のスポンサーが提供に入ってる?)
・スケ連からの熱い要請(視聴率的なアレ)
・スケ連からの熱い要請(ガチで勝つつもり)
・世界選手権のリベンジがしたい(次は4回転決めるという羽生らしさ)
・滑れるんだから出ようという真面目さ
・ファンに応えたい
・日本に帰ってくるなら、出とこうか

…くらいしか思いつきませんけど。


成龍ペア、解散

えええええ、おいおいおい!!何のためにここまで頑張ってきたの…!!ってなってしまいましたが、まずは落ち着いて。

この一報を聞いた時、正直「高橋選手が待てなかったのかな?」って思いました。世界選手権3位にまで上り詰めた選手ですから。一方で木原選手はソチ五輪(団体戦出場)にむけて、ペアに転向して一から積み上げてきた選手です。シングルの選手とペアの選手は必要なものがまるで違う。単純に筋力ひとつにしたって、人一人を持ち上げるわけですから、一朝一夕にはいかない。いきなりペア選手として、高橋選手と同じ水準まで上がるのは無理です。

私は以前の高橋成美マーヴィン・トラン組が好きでしたし、何より「マーヴィンを信頼しきって、のびのびやっている成ちゃん」が好きでした。なので、成龍ペアでは彼女がじっと待たないといけないのが、きっと性に合わないだろうし、「らしく」はない。世界で3位までに達しながらも、フリーにすら進めないという現在の状況。それでもじっくり積み重ねないといけないというのが、試練なんだろうなぁと感じておりました。

それが原因かしら…??と思いきや。木原選手が解散したいって言い出したって!?しかも、ペア競技は続けるっていうの!?ペア競技を辞めたいわけじゃないくて、高橋選手とやることを辞めたいっていうのは、なんとも言えない感じですね…。

だって、これって木原選手にはメリットないですもん…。

日本でペアをやるとなると、パートナーを見つけるのも難しいでしょうし。高橋選手以上の実力者もいません。海外でトライアウトするにしても、日本国籍でない選手と組むこと(世界選手権には出れるが五輪は出れない)を、連盟が協力的になってくれるかどうかは微妙です。

また、現在は木下工務店がスポンサーについていますが、パートナーも決まっていない状況で、継続して契約してもらえるものでしょうか?高橋選手はトラン選手と組んでいた時代からのスポンサーですが、木原選手の場合は高橋選手と組んだからこそのスポンサーですよね。

きっとこのあたりはいくら詮索しても、明らかになることはないでしょう。でも間違いなく言えるのは、木原選手にとっては相当勇気ある決断だったと思います。日本のスケート連盟の事情でしたが、転向したペア競技を好きって思えたことも、良かったな。

2人はそれぞれペア競技で頑張るというのだから、応援したいです。高橋選手も「日本のペア」にこだわっているようなので(もう国籍が原因でってのは嫌だよね)、次のパートナーが早く見つかりますように。


ほっこり案件

織田信成さん、ブログ開設!!『氷上のお殿様』wwwwwwwwwwwwほっこりしました、ありがとうございます(土下寝)。 

男子フリー(フィギュアスケート世界選手権)についての、頭悪そうな感想

こんにちは、アキノです。

ついに今シーズン(ほぼ)終わってしましました。あとは国別対抗という名の、お祭りイベントを残すのみです。

「羽生、連覇逃す」…にキレるヲタたち

まぁ、確かにゆづヲタさんをはじめ、羽生選手に想いのあるスケヲタさんたちの気持ちはわからいでもない。が、これは報道なので…。一般視聴者の関心事を取り上げるわけなのです。スケヲタは結果知りにいきますからね。わざわざ報道番組や新聞見なくても。

一般視聴者から見たら、これはもう「羽生、連覇逃す」なわけですよ。「羽生、銀メダル獲得」ではないわけです。オリンピック金メダリストで、昨年の世界チャンピオン。現在チャンピオンは彼なんだから、基準としては金メダルが前提。

そんなん言いだしたら、宮原知子選手とかどうなるんですか!マジで!初出場で銀メダルとか、羽生選手より上だぜ?(羽生選手は初出場銅メダル。これも泣けるやつだった。)

しかし報道は「羽生、連覇逃す」よりも、一般視聴者にとって重要でない情報と認識したまでです。写真のみ紹介の番組もあったくらいですからね。

だけど、それもスケヲタが宮原選手が立派だったって、わかっていればいいんですよ。わざわざ好きでもない人に、知らしめる必要はないんです。

トップ選手が五輪の翌年は休養し、特に金メダリストはそのままフェイドアウトしていくことが多い中、彼は自分の意思でその年の世界選手権に出場し、チャンピオンになった上に、翌シーズンも参戦すると決めました。休む理由がなかったのでしょう。

金メダリストとして駆り出されることも多い中、ケガや事故や病気や更にケガ…。それでも彼が立派に戦い、更に結果を残すという姿は、胸を打ったわけです。

それをゆづヲタさんたちと、スケヲタが理解していれば、充分じゃないですか。

 

羽生選手をかわいそうな人にするのは、失礼だ

これはマヲタさんにもありがちなのですが…。「不運の中泣き言も言わず、身体を酷使し…あぁっ!お願いだから休んで…!涙が出ます。」「ゆづが心配でずっと泣いてました」…って、どうなんでしょうかね。

彼はあなたの中の、悲劇のヒーローですか?

…と言いたくなる。彼は一人の素晴らしいアスリートですよ…。本人が自分の意思でやりたくて貫き通していることなんだから、本当に好きなら素直に一人の人間としてリスペクトでいいじゃないですか…。

心配っていきすぎると結局、「心配している自分が好き」になるから、気をつけてほしいものです。本人はお涙ちょうだいしたくて、やっているわけではないんですから…。

フェルナンデス選手と羽生選手

この対決で言うと、羽生選手のサルコウが(例え転倒したとしても)せめて4回まわっていたら…という勝負でしたね。

しかし素晴らしいなと思えるのは、羽生選手がフェルナンデス選手と会った時に、「泣いてしまった」そして「心が広くないから悔しい」と、何も臆せず正直に堂々と言えること。そして、フェルナンデス選手が「今回は僕がチャンピオンかもしれないけれど、僕の中では君がずっとチャンピオンだ」と言ったということ。

羽生選手が真摯に努力を積み重ねたり、壁を乗り越えている姿を身近で見てきているからこそ、そしてリスペクトがあるからこそ、こんなことが言えるんだと思います。そして、もちろんフェルナンデス選手の心の広さにも、感動しました。

オーサーの対応も素敵だし、クリケットチームって、いいなぁ。

3枠問題

これはもう仕方のないことです。別に絶対3枠がないといけないわけでもない。2枠だったら、なんだっていうんだ?誰かが出られなくなるって?強い選手は自分で枠に入るよ!そしてその選手がまた、3枠取ってくりゃぁいいだけの話ですよ!

小塚選手も無良選手も、フリーをよくあそこまで持っていったと思います。小塚選手は今後について考えていないようにおっしゃっていますが、まだあんなに出来るんだから、続けて欲しいというのが、個人的な願望ではありますね…。


その他のトピック

ミーシャ・ジー選手とナム・グエン選手がぐぐっとあがってきましたね。

ナム・グエン選手の育て方は、まさしくオーサー流といった感じがします。先に跳ばせて、まずは点数を取って世界の舞台に台頭し、悪い言い方をするとプログラムはキャラクターでごまかす感じ(苦笑)。でも、フェルナンデス選手を見ていると、オーサーってすごいなと思います。しっかり形になるんですね。

彼はまだめちゃめちゃ若いし、伸びしろもいっぱいあるでしょうし、成長も早そう。世界トップに囲まれるという周りの環境も良いでしょうし、これからどうなるかが楽しみです。

デニス・テン選手はやはり不運かなぁ…。だけど、フィギュアスケートとして内容が濃いのはどう見ても、テン選手ですね。来シーズンはどんな演技を見せてくれるのかが、素直に楽しみな選手でもあります。

あとはジェイソン・ブラウン選手も息つく暇がない濃度!ただ4回転なしではここまでが限界でしょうし、どう克服してくるか…。

そして、来年は宇野選手のシニア本格参戦!どこまで割って入れるか、ワクワクしています!

早く来シーズン来ないかな(笑)。選手の皆様、お疲れ様でした!!

女子フリー(フィギュアスケート世界選手権)についての、頭悪そうな感想

こんにちは、アキノです。

最近ジャニヲタとスケヲタを掛け持ちしている人も、ちらほら見受けられるなぁと感じる今日この頃。そのへんはおいおい記事にするとしまして、まずは女子フリーの勝手な感想から。

さとこぉぉぉぉぉおおおおおお(号泣)!!!

はい、ボーカルが入るあたりから、泣いていたのは私です。ルッツをなんとかこらえて、2アクセル-3トウループのコンビネーション。そして、コレオシークエンスは泣くしかないやつ。

シーズン最初のジャパンオープンでこのプログラムを見た時から、これはヤバイと思っていましたが(なんか泣けてきて)、本当に『ミスサイゴン』は宮原知子選手にピッタリの名プログラムだと思います。彼女が真摯に努力を続けているのが、伝わってくるからなのかもしれません。

女子SPの時にも少し書きましたが、彼女は特定の何かを表現するというよりは、内側から溢れるものが人を感動させるタイプのスケーターだと思います。(浅田真央選手や羽生結弦選手がそれで、一方高橋大輔さんや鈴木明子さんは音楽や背景を表現する上で感動させるタイプ)

それがこのプログラムと非常にマッチしていたのだと思うのです。振り付けのトム・ディクソンも長いので、彼女の生かしどころを十分理解していて、彼女が十二分に真摯に取り組むこともわかっていたからこその名プログラム。すごい。


リーザ様の小部屋(笑)

中国杯でもありましたが、3位以内に残っている選手たちが同じ場所で待機しないといけない上に、カメラで抜かれるのが気の毒というか、なんというか…。最初は手を振ったりして、かわいかった知子選手ですけれども。

おい!リーザ(笑)!!!!

トゥクタミシェワ様とラジオノワちゃんの変な空間になっていましたね(爆笑)!!!知子ちゃんが気の毒すぎて…(爆笑)!!!

アメリカ3人娘の感じもなかなかにおもしろかったですけれども、これはすごいな…!!!!

濱田先生のファンとして

私は、濱田美栄先生の生徒さんたちも大好きなのですが(太田由希奈さん・澤田亜紀さん・本田きょうだい)、濱田先生が大好きです。優しそうな顔で、とっても厳しく。礼儀に重きを置き、それを自身が体現されている(実際目の当たりにしたことがあり、やはりそういう方だと思いました)。実は才女で英語も堪能であり、生徒たちをアメリカに連れていったり、海外のコーチや振付師とも自身でコミュニケートが取れる優秀な方。ついでにいうと、町田さんが無良選手に花束と代表を託した時に、横で一緒に泣いていたという、とっても人間らしい方だと思っています。

知子選手につく時は、シャイな彼女の代わりに(?)子供のように喜ぶ。そんな濱田先生が大好きな私は、メダルが決まった瞬間の先生の表情が見れなかったことが、残念でなりません…(泣)。

自身の生徒の中で、いちばんの大金星をあげた宮原選手。きっと、かわいらしく喜んでいらっしゃったでしょうに。そして、その横で申し訳なさそうに肩をすくめて、はにかむ宮原選手が見たかった。

だから、あのシステムはいらなかったよ…(泣)。


ロシアの一角を崩したと言って良い


これは試合だから。ラジオノワ選手がいくら病み上がりであろうと、それも含めて試合だからです。それを言うのは逆にラジオノワ選手に失礼かと。

確かに彼女は荒川静香さんがおっしゃるように、フリーも(SPもそう感じた)上半身だけが勢いよく動いていて、足元のスケートがそこまで…だったのが、違和感でした。でも、あの状態からあそこまで持っていけたのも、すごいと思うんです。

トゥクタミシェワ選手は緊張もあったのでしょうが、とかく世界チャンピオンおめでとうございます!!昨シーズンソチに出られなかった上に、同じ年でソトニコワ選手が金メダルをとって、騒がれているのを見て、どんな気持ちで過ごしていたことでしょうか。

ロシアは大変ですね。リプニツカヤ選手もここで消えてはいけない選手だと思いますし、ジュニア世代の台頭もすごいです。どんどんソトニコワ選手が出ない理由が出来そうで、なんか複雑ですが…。


本郷選手、村上選手のこと

本郷選手は非常に立派な演技でしたね!やっぱり強い!出来ることを確実に力にしていき、毎回進化が見えるようなシーズンでした。オフシーズンはやるべきことがたくさんありそうですが、与えられていることをしっかり自分のものにしているからこそ、次のことが身につけられるのだと勝手に感じています。

少しずつ、勝てる構成でプログラムを組んで、実施させてもらえるようになれば、もっと点数は伸びてくるはずですし。鈴木明子さんの指導も、もっと受ければもっと良くなると思います。だって、「カルメン」がこんなに変わったんですもん!

今後がとっても楽しみな選手です!

村上佳菜子選手は、つくづく才能があったことが罪だと思ってしまいます。今後のこと、ゆっくり考えて、決めてほしいです。私はまだ可能性が無限大だと思っていますし、まだ見たい選手です。


次回は男子フリーについて書きたいと思います。

男子SP(フィギュアスケート世界選手権)についての、頭悪そうな感想

こんにちは、アキノです。

男子SPも終了しまして、今夜男子も女子もすべて決着、と。いろいろありましたが、とりあえず感想を…。

羽生選手、つええええ…!!!!

公式練習や6分間練習の様子を見ていて、今回ばかりはどう転んでも仕方ないと思っていましたが、あわせてきましたね…。あの精神力、なに。凄いという言葉ではおさまらず、もはや凄まじい…あ、同じ字だね。

正直、小塚選手・無良選手の順位が枠取り微妙なラインまで落ちてしまい、「この人はことごとく、とてつもないものを背負ってしまう運命なのか…」と思ってしまいましたが。

あのプログラムの完成度の高さ、後半に2つのジャンプを入れているプログラム構成、ジャンプの他の要素もすべてレベル4、そしてコンポーネンツは3項目が9点台。他2項目もほぼ9点。10点満点を出しているジャッジもあり。

ハビエル・フェエルナンデス選手も素晴らしかったですが、やはりこういう小さな積み重ねで羽生選手が上回っているわけですね。(しかし4サルコウのGOE+2.14はさすが!)

緊迫した空気と、それを塗り替えたフェルナンデス選手

本田くんも言及するくらいだったので、相当な空気感だったんでしょうね。しかも続々と有力選手が、今季のルールでバッタバッタとなぎ飛ばされていき…。パンク癖のある選手には相当キツイですね。1回転・2回転で0点というのは…。あ、あとコンビネーションが入らない場合もね…。

デニス・テン選手は本当に不運っていうか…。この舞台で、それはダメだろ運営。羽生選手の状態と、テン選手の四大陸での点数を考えると、優勝候補の最有力の選手です。こんな邪推されても仕方ないようなミスが、この舞台でなぜ起こったのか…。絶対徹底して再発防止しないと。ISUはどこまで立ち入れるのかな…。

一昨日、ジジュン・リ選手がリンクサイドに戻ってきた時に、大会のスタッフジャンバーを着ているスタッフらしき人が、スマホで写真を撮影していたのが、放送でも映っていました。このスタッフがジジュン・リ選手とどのような関係性があるのかはわかりませんが、見たまま大会スタッフなのであれば、運営側がおかしすぎます。

私はむやみに中国批判するのは、頭悪すぎて嫌いだけど…。これはフィギュアスケートが好きだから、本当しっかりしてくれ…。

この変な空気の中で、フェルナンデス選手は完全にそれを一掃してくれましたね。見ていて気持ち良かったです。


日本の3枠確保について

3選手のうち、2選手の順位を合計して13位以内だと、翌シーズンの世界選手権の出場枠が3枠となるわけですが…。羽生選手がどこまでやってくれるかは置いておいて、小塚選手・無良選手が10位以内まで挽回しないと厳しいと思います。

ただ、彼らの実績から考えると、出来ないことではない点差です。SP10位のミハル・ブレジナ選手で76.84。対して小塚選手が70.15なので、他の選手のフリーの出来次第で、全然入れ替わるような得点差です。もちろん、本人たちがベストの演技をすることが最低条件にはなりますが…。

まさか男子の方でここまでの自体になるとは思っていませんでしたが、3枠確保出来なかったからといって、なんなんだという気には正直なってきました。

枠が減ることによってチャンスが少なくなるのは、選手本人ですから…。オリンピック前の大会ならいざ知らず(思い出す五輪前年の2大会)。ただ、自分たちでなんとかしようという気合を見せてくれると、信じています。別に日本のために戦う必要なんてないし。

周りで3枠とか言うてるのは、日本のプライドを守りたい人だと思うので…。2枠になったらなったで、下の選手はそこに入るだけの実力を示してくるだけだろうし。もちろん見てる方は自分も含め、たくさんの選手が見れた方が楽しいんだけど、それも所詮外野だから。

どんな結果になろうと、選手のみなさんがベストを尽くせますように。6時半から、テレビの前に正座して待っています。

女子SP(フィギュアスケート世界選手権)についての、頭悪そうな感想

こんにちは、アキノです。

約20年もの間、ゆるくフィギュアスケートヲタクをしている者です。愛するロシアのスケーターが実質引退してからというものの、現在は特定の選手に入れ込んでいません。女子シングルを見るのがいちばん好きです。

純粋なスケヲタとして海外を飛び回るほどでもなく、特定の選手をアイドルのように追いかけるわけでもなく。地方大会をまわって、レポートを残すわけでもなく。(スケヲタの人種分類とかもおもしろそう…)

マイナーに生きていた時代にはなかった、贅沢な今がある。メジャーになった後のスケヲタたちを「すげえなぁ…」と傍観している。そんな私が頭悪そうな、女子SP感想を置いておきます。


時代が動いた

…と、私は思いました。エリザヴェータ・トゥクタミシェワのSP。シニアデビューした頃に私は彼女のどことなく色気が漂う、でも少女的な魅力に、一瞬もってかれそうになったことがあります。気付いたら、ゲテバニシビリ並の貫禄になっていましたけど…(泣)。私が求めていたのはそれじゃなかった…。←どうでもいいね。

久々に興奮しました。私はなぜフィギュアスケートが好きかというと、それがスポーツだから。芸術作品が見たいのであれば、バレエが好きでも良かったんです。でも、わざわざフィギュアスケートを選んで、見ている。しかも、試合が好きなのです。

スポーツである以上、勝敗はつくもの。たまに「なんで美しいものに点数をつけるの~?」って言う人がいますが、それは別でやればいいと思います。わざわざフィギュアスケートにそれを求める必要はありません。

この高揚感を、待っていました!正直トリプルアクセルなしでも、彼女はトップにいけるくらい安定はしていたと思います。それがわざわざSPで入れてくるという勇気。…というか、自信。演技すべてから自信がみなぎっていました。

真央ちゃんは、関係なくね??

と思ってしまうくらい、日本人は真央ちゃん信仰がすごいっていうか。「真央姫」と公の場所でさらっと呼べてしまう方々には、もう何も言えまい…というか、あはは、そうですよね、自重しておきます…。

浅田真央トリプルアクセルに挑み続け、そのいくつかを大舞台で決めてきたことは、本当に偉大なことだと思っています。

しかし、今回のトゥクタミシェワ選手の偉業に、浅田選手を引き合いにだしてくるのは、ちょっと違いますよね。好きなのはわかるんですけど。

今回のことで火がついて戻ってくるんじゃないかとか、安心して戻ってこないと決断するんじゃないかとか、そういう予想という名の「浅田真央ちゃん主人公の少女漫画的妄想」ならいざ知らず。

トゥクタミシェワは今回だけで、真央ちゃんはずっと決めてきたんだから、格が違うとか、なんじゃそれ。まだ、真央ちゃんの代名詞だから悔しい気持ちはあるとか言うてる人間のほうが、よっぽど…それもなんか違うと思ってるけど(苦笑)。でも、それはフィギュアスケートじゃなくて、浅田真央ちゃんファンだから仕方ないですよね。

だけど、時代は動くんです。みんな過去になっていく。それを受け入れなければ。

でも、記憶に残る過去の選手たちもいる。その中で浅田選手が輝いているということは、間違いないことだと思いますよ。(彼女の決断次第では、また「現在」のスケーターになる可能性もありますが)

日本の選手たちのこと

やはりいちばん嬉しかったのは、村上佳菜子選手に点数が出たことではないでしょうか?国内であれだけ回転不足をとられたこと、海外で試合をする際に余計に厳しくチェックされないだろうかと正直不安だったのですが。(やはり人間が評価するものである以上)

村上選手が丁寧に表現をしてきたことも、自分で「やりたい」と選んだプログラムである以上、真剣に取り組んできたことが伝わり、心動かされました。

本郷選手は本当に安定していますね。強い。表情だけではなくスケート自体も、ゆらぎが感じられず、飄々としているように見受けられます。

表現面での変化も、著しい。腕の動かし方、目線のやり方ひとつで、たまにぞくっとする時があります。鈴木明子さんが見ていることも影響していると思いますが、言われて出来るのは本人の吸収力だと思いますので、両名ともさすがです!

そして、宮原知子選手…!!!私、醍醐のスケートリンクがクローズする時の発表会で、田村岳斗さん(当時コーチになりたて)が彼女についていたのを、すごく覚えているんです。印象的な顔立ちの子だったので。

評価されましたね…!!ブラボー!!!スモールメダル、おめでとう!!!ジャンプの高さと回転不足が指摘されながら、シニアの大舞台でやってやりましたね。そしてコンポーネンツも伸びました。良かった…。

私は今季の彼女のフリー、「ミスサイゴン」が大好きです。コレオシークエンスのところとか、涙が出てくる。なんというか、彼女の真摯さというか、言葉では表現出来ないようなものです。

彼女は何か決めたものを表現しているというより、内側から出てくるもので、周りを感動させれるタイプの選手だと思います。
浅田真央選手や羽生結弦選手も、究極このタイプだと考えています。高橋大輔さんや鈴木明子さんは決めて表現しているタイプかなと。どちらも素晴らしい)

とにかく、どうなるんだろう??

最終グループは、ロシアと日本。そして、地元であれだけの演技を見せた、ジジュン・リ選手(「ムーンリバー」は個人的に名プログラム!)。アメリカチームがフリーでどう巻き返してくるかも、わかりませんし。

いやはや、明後日が楽しみです。そして、今日は男子SPですね。

フィギュアスケートヲタクは地上波放送に文句を言いたがる

こんにちは、アキノです。

フィギュアスケート世界選手権、開幕しましたね。

地上波放送のありがたさについて

フィギュアスケートという競技が、日本でメジャーになって久しいのですが、こうしてゴールデンタイムに放送されるというのは、本当にありがたいことです。世のスケヲタたちは、地上波放送に文句を言うのが正義だと思っているようですが、私はそこまで問題に思っていません。ていうか、どうなったら満足すんの?的な。

例えば、演技中ずっと黙ってろみたいな?それで日本の地上波放送が、成立するかいな。どこの局でやったって、結局一緒でしょ。あの人たちもただ自分の仕事をしているんですわ。

それに日本のフィギュアスケート人気があるからこそ、こうして対応のテレビさえあれば、契約なしで誰でも見れる地上波で放送されているわけだし。だからスポンサーだってつくし。誰でも見れるから、ここまでの人気が保てているところもあるだろうし。

そうなると、地上波放送がなくなるほうが私は辛いんですよ。言うたって、試合があった日に放送されているわけです。贅沢な話ですよ。

私がフィギュアスケートにはまった頃は、グランプリシリーズがNHKのBSで放送。世界選手権がTBS系列でした。

BSはどこの家でも見えるもんではなくて、私は祖父母の家にビデオ録画しに行ってました。TBSの放送にしたって、地方局は女子フリーが深夜に放送されるぐらいです。

その代わり、今より多くの選手たちを見れていたのは事実ですが…。


弊害があるとすれば…

アイスダンスやペアを見る機会が極端に減ったことです。NHKは結構公平に放送してくれていたので、グランプリシリーズで5位くらいにまで入るようなカップルであれば、見ることが出来たんですね。

そのへんがわからなくなってしまったことが、残念です。自分で調べてYou tubeなりでチェックしないといけない。

もしくはお金を払って、有料放送を見るかだけです。

そうなると、なかなかコアなファンでない限り、アイスダンスやペアを見ることが出来ません。


更にメジャースポーツになったための、個人的弊害

スポーツなのですから、出来れば結果は知らずに見たいもの。私は結果を先に見てしまうことを、ずっと避けてきました。

昔はスポーツニュースではあまり取り上げられなかったので、避けるべきは新聞のスポーツ欄ぐらいでした。放送は大会が終わってから、時間を置いて放送されていましたし、ここを避ければなんとかなっていたのです。

ただ、メジャーになってしまうと、スポーツニュースだけではなく、朝の情報番組でも早速結果速報が取り上げられてしまう。否応無しに目に入ってくるので、これは危険。

テレビもしっかり避けれたのに、母も気を使って結果を言わないでくれたのに、さっと母がひろげた新聞の一面に、どーんと結果が掲載されていた時もありました…。完全に事故です…。

また、Yahoo!のトップニュースなども危険。何の気なしに、IEをたちあげただけで、アウトということもありました。

また、予定があって、録画して見ようという時だってありますよね?

こんな時に危ないのは、ツイッター。完全にKinKiヲタしかいないタイムラインのはずなのに、フィギュアスケートが一般的な娯楽になってしまったため、興味がない人も結果を呟いてしまっているのです…。癖みたいに、ツイッターのアイコンを押してしまう私は、何度か泣きを見ています。

ギャグみたいなこともあります。

帰って録画したのを見るぞー!と思って、自転車で家路を急いでいると、前からやってきた二人組が、大きな声で結果をしゃべっていたり…。←嘘のようで、本当の話。

録画していたものを見ていると、祖母が「○○くん、優勝したねー!」って言いながらやってきたり…。

号泣です。


それでも、やはりありがたい

こうして世界選手権を、ほぼ時間差なしで見れているのですから。

明日は女子SPについて、頭の悪そうなファンが書きそうな感想を残しておこうと思います。